飯田市の「自転車のまち推進会議」(井村伸郎座長)は14、15の両日、秋の飯田を満喫する実験を主目的とした「秋季ツアー」を実施した。自転車文学研究室を主宰する小説家・エッセイストの白鳥和也さん(49)=静岡市=がツアーガイドを務め、静岡県掛川市や愛知県岡崎市、東京都からの6人を含め9人が参加した。
4月の「丘の上の桜ツアー」、8月の「大平街道ツアー」に続いて3回目。初日は天龍峡を拠点に、上久堅・千代方面を走る約25キロのコースを走行後、温泉で夕食を兼ねた懇親会を開き、交流を深めた。
2日目は丘の上から遠州街道旧道を天龍峡まで往復する約26キロのコースを走った。丘の上から愛宕坂、下茶屋、牛草坂、鳩ケ嶺八幡宮、毛賀のくよとの桜を経て、駄科郵便局付近で151号を横断。竜丘自治振興センター、JR時又駅西側、金山公民館、開善寺、川路自治振興センター、151号天龍峡交差点付近を通って天龍峡駅までたどった。
白鳥さんは「遠州街道旧道は途中まで秋葉街道と重なっている。3、4回走っているが、全国的に見てもこれだけ途切れなく続いているのは珍しい。飯田の地形の特色が出ている」と説明。牛草坂や鳩ケ嶺八幡宮など各ポイントで解説を行った。