舟下り2社が南相馬市の避難者ら招待

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[ 2011年 5月 10日 火曜日 9時35分 ]

 東日本大震災の影響で、福島県南相馬市から飯田市に避難している人たちを招いての舟下り観光が8日、晴天下の天竜川で行われ、一行が新緑の渓谷美を観賞したり、急流が生む水しぶきに触れたりした。

 「天竜舟下り」(同市松尾新井)と「天竜ライン遊舟」(同市龍江)の2社が協力し、天龍峡温泉交流館(同市川路)で生活する避難者たちを招待。12人が参加し、両社がそれぞれ運航する「弁天港―時又港」と「天龍峡温泉港―唐笠港」の定期船を乗り継ぎ、計約15キロほどの川下りを楽しんだ。

 送迎車で同市松尾の弁天港に到着した一行は見所の「鵞流峡」やだいご味である水しぶきなどの説明を受けてから乗船。舟下りは初めてという女性(65)は「(避難先の)天龍峡で様子を目にするたびに『乗ってみたい』の思いを募らせていた。それだけに本当にうれしく、いい思い出になりそう」と笑顔で話していた。

 天竜舟下りの牧野明仁社長は「避難生活が続き、それぞれに思われることはあろうが、少しでも日常を離れ、のんびりとした時間を楽しんでもらえるとうれしい。舟上から見える一味違った伊那谷の景観美を味わってほしい」と期待していた。

  

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