苗を育て卒業記念に

地域の話題

[ 2021年 6月 10日 木曜日 16時25分 ]

 飯田市の下久堅小学校3年生は9日、下久堅桜保存会「花ふぶきの会」と一緒に、校門脇にある桜の古木「梶曲輪(かじくるわ)の桜」の種拾いをした。取った種から桜の苗を育て、6年の卒業時に記念品として持ち帰る。

 梶曲輪の桜を守り、地区に桜を広げていこうと始め、今年で14年目の取り組み。種拾いは最初の活動で、毎年3年生が種拾いと種まきをし、6年の卒業まで育てる。

 同会の松本富雄会長が、梶曲輪の桜は推定樹齢が約700年のエドヒガンザクラだと説明。近くに知久氏の知久平城があったことを伝え、「城はなくなってしまったが、この桜は唯一残った『奇跡の桜』。皆で大切に守っていこう」と呼び掛けた。

 滝沢通泰さんからどんな種を拾うか説明を聞いた後、作業を開始。会員が桜を棒でたたいてブルーシート上に実を落とし、児童が熟して黒くなった実を拾った。片手が実でいっぱいになると袋に集め、再び拾いに行く工程を繰り返した。

 男子児童の一人(9)は「たくさん拾えて楽しかった。満開の桜が咲かせられるといいな」と笑顔で話した。

 今後は実を土に埋めて表皮を腐らせ、乾かして種だけにする。9月ごろプランターに植える。苗は学校で育て、卒業時に一人1本ずつ記念として持ち帰る。

 松本会長は「この活動で地域を思う心が育まれればうれしい。住民と一緒に触れ合ったことが思い出になれば」と話した。

◎写真説明:梶曲輪の桜の種を拾う下久堅小3年生

  

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