藁野トンネル着工で安全祈願祭

地域の話題

[ 2012年 9月 6日 木曜日 9時55分 ]

 天龍村と飯田市南信濃を結ぶ国道418号のうち、同村清水に新設される「藁野(わらの)トンネル」が着工となり、安全祈願祭が5日、東側の坑口であった。工期は来年6月まで。供用開始は盆前を予定しており、1997年から始まった「十方峡バイパス事業」の全区間が開通を迎える。

 安全祈願祭は施工業者の木下建設(木下隆由社長)が主催し、事業主の県飯田建設事務所や地権者、工事関係者ら約60人が参加。安全でつつがない工事の進行を願った。

 藁野トンネルは延長108・0メートル、幅員9・5メートル(うち車道6・5メートル)で、総工費は約4億6000万円。南信濃側で施工中で年内に供用開始を見込む新たな「清水橋」と「清水トンネル」などとともに、遠山川に沿った狭あいな現道に代わる役割を担う。

 一連の工事は約61億円をかけて総延長約1・8キロを整備する十方峡バイパス事業の一環。すでに十方峡トンネルなどは開通している。今回着工した藁野トンネルの完成をもって、全事業が完了となる。

 安全祈願祭では神事に続き、同事務所の伊藤直喜所長が「飯伊の広域的な環状道路を形成し、天龍、遠山の住民生活に欠かせない道であり、三遠南信道のアクセス道としても重要。住民からの強い要望があった円滑な交通の確保へ大いに貢献できるものと確信している」とあいさつした。

 同村の大平巖村長は「一連のバイパス整備は地域にとっての悲願」と住民の積年の思いを代弁し「地域の経済、医療、教育、文化のさらなる発展を期待している」と強調。木下社長は「非常に意義ある道路であり、関係の皆さんの協力の下、安全に工事を進めたい」と話した。

  

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