蚕を食べてみよう 全村博でワークショップ 阿智村

地域の話題

[ 2018年 8月 2日 木曜日 15時15分 ]

まゆからサナギを取り出す

 阿智村の全村博物館構想で7月31日、蚕を食べるワークショップが行われた。元養蚕技術員の小林則名さん(74)から蚕や養蚕にまつわる話を学びながら、かつての地域の味を体験した。

 村まるごと博物館に見立てた全村博物館構想では「地域の主要な産業だった養蚕の歴史を振り返ろう」と3日から、蚕の飼育展示を駒場の村コミュニティ館で行ってきた。

 飼育の結果、47個のまゆができた。羽化する前に、地域の食文化も体験しようと試食会を企画。地域の女性ら7人が参加した。

 かみそりやカッターナイフでまゆに切り込みを入れ、中のサナギを取り出した。まゆの中には2重のものも。小林さんによると、糸を吐いている間に温度変化があると、先に出ていた糸が固まってしまい2重になるという。

 サナギよりガになってからのほうがおいしいことなどの蚕にまつわるさまざまな話を紹介。参加者同士も、作業を手伝った思い出などを語り合った。

 取り出したサナギはフライパンで炒め、塩などさまざまな味付けで試食。小林さんは「海から遠い長野県では魚がなかなか手に入らず、虫は貴重なたんぱく源。蚕を食べる習慣も各地にあった」と話していた。

  

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