被災地の復興願い今宮八幡宮で祈願祭

地域の話題

[ 2012年 3月 13日 火曜日 16時14分 ]

 飯田市今宮町の今宮郊戸八幡宮で11日、東日本大震災復興祈願祭が行われた。氏子総代や飯田市へ避難している南相馬市民、地域住民約50人が参列。天龍村出身の笛奏者・森田梅泉さんらによる奉納献笛も行われ、被災地のいち早い復興を祈った。

 震災から1年が経過してもなお深刻な状況が続く中、復興への願いを込めて神事を執り行うことに。この日は福島県南相馬市代表として、同八幡宮境内の清掃ボランティアを行っている夫婦が参列した。

 お祓いや祝詞奏上、玉串拝礼などの後、森田梅泉さん一門による奉納献笛が行われた。フルートや木の実の笛、篠笛、能管などを使用し、10曲を演奏。最後には、情感あふれる音色にあわせて参列者全員で「ふるさと」を合唱。それぞれ被災地に思いを寄せながら、声をそろえた。

 遠山景一宮司は「献笛の音色に、光や勇気、感動を感じた。ふるさとを早くもとの姿に戻し、その大切さを後世に伝え残していかなければならない」と話した。

 南相馬市代表として参列した夫婦は現在、白山町で生活している。「1年はあっという間。始めは避難しても長くて3カ月だと思っていて、心の準備もなかった。定年を迎えて、これからという時だった」「除染が進んでおらず、不安が募るばかり。早く帰って野菜作りをしたり、自分の布団で寝たい」と語っていた。

  

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