親子で化石発掘に挑戦、富草の山中で「海物語」

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[ 2014年 7月 23日 水曜日 11時32分 ]

 阿南町富草の化石発掘体験イベント「富草海物語」が21日、開かれた。県内外から親子連れ約30人が参加して門原川支流の化石採取場をはじめ、断層や町化石館を見学。同地区出身の筑波大准教授上松佐知子さんが講師に訪れ、化石の種類などを鑑定した。

 同地区には1700万年ほど前の海の地層「三紀層」が広がり、サメの歯や貝など海の化石を産出する。化石を通じて地域の活性化につなげようと公民館主催の事業として2004年から始まった。実際に化石を採掘できるため人気があり、今回も諏訪市や南箕輪村のほか、名古屋市など愛知県内からの参加もあった。

 訪れた9組の親子連れは、浅野の化石採掘場へ移動。ハンマーやタガネを使い石を割って化石を確認した。子どもたちは「これは何?」と見つけた貝殻の化石を上松さんに質問し、本物だと分かると大事に持ち帰った。町化石館では化石クリーニングに挑戦。石こうと砂を練ったものの中にアンモナイトやサメの歯の化石を入れて固めたものを事前に作り、この日、子どもたちがマイナスドライバーを使って慎重に掘り出した。

 同公民館は「地域住民が富草の化石をあらためて見直し、地域の財産に一層関心を持ってもらえれば」としている。

  

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