豊丘村こぶし園が古代米栽培 本来の黒さ求めて

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[ 2015年 5月 28日 木曜日 13時07分 ]

 豊丘村神稲の障害者就労支援施設「こぶし園」の利用者が27日、古代米の田植えに汗を流した。今年は地球温暖化対策として、標高が以前の田んぼより約300メートル高い神稲の佐原地籍で栽培し、古代米らしい黒いコメの生育を目指す。

 古代米の品種は、白米に少量を混ぜると赤飯のようなご飯が炊ける「紫福もち」。主力商品の一つとして、天竜川の近くで栽培してきたが、5年ほど前からコメの色が黒くならない状況が続いていた。

 県の南信農業試験場に相談したところ、気温の上昇による高温障害の疑いが指摘されたのを受け、昨年は標高が750メートル以上ある松川町の山間地で試験栽培した結果、本来の黒い米が栽培できた。

 今年は栽培面積を広げようと、標高の高い休耕地を探したところ、同園から約5キロと比較的近く、標高約800メートルの佐原に約20アールの田と畑を好意的な条件で借りられた。

 農作業は、利用者が「自分たちで育てた」と自信を持って売れるようにしたいという思いもあり、できる限り昔ながらの方法を取り入れており、利用者と職員20人は一列に並んで手植えを楽しんでいた。

 除草剤は極力使わずに栽培し、はざ掛け米にした後、小分けにして直売所で売るほか、提携する他施設とのコラボ商品「古代米入りおむすび」に使う。

 小椋吉範園長は「古代米は白米に影響をおよぼさない場所で栽培する必要があり、隔離された田んぼを探すのに苦労したが、良い場所を借りられた」と話し、利用者と一緒に田植えに励んだ。

  

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