豊丘村の「十王像」を文化財に指定

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[ 2012年 3月 29日 木曜日 15時46分 ]

 豊丘村教育委員会は、田村区北市場一の自治会所にまつられている木像「十王像」10体を村文化財に指定した。指定は仏像や建造物、天然記念物などに分かれ、今回は地元住民の信仰を集めているなどとして「信仰」に分類。23番目の指定で、信仰を対象に指定するのは初めて。

 同指定は、2005(平成17)年の野田平の日本一のポットホールがある名勝地「大明神淵」以来7年ぶり。

 地元自治会から指定への申し入れがあり、村教委は文化財調査委員会(原嘉彦委員長)に諮問。1年ほどかけて現地調査や審議を重ね、今月22日に信仰区分での指定を答申。村教委は答申通り決定した。

 村教委によると、十王像がまつられていた十王堂は1625(寛永2)年に建立されたとされ、同じ時期に十王像が作られた。1994年に10体を安置し自治会所を兼ねていた十王堂の移転に伴い、十王像も現在の会所内に移した。

 十王とは、あの世で死者を裁く、えん魔大王ら10人の王たち。北市場一の十王像のうち、えん魔大王は高さ37・5センチ、ほかは平均同29センチ。1体は首を失ったままだったが09年までに修復。10体がそろい、現在は子安地蔵などと一緒に会所内にまつられている。

 北市場一の福沢誠さん(85)は「文化財指定は大変うれしく、地域の宝として末永く守っていきたいです」と話していた。

  

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