豊丘村河野でこのほど、子ども会の「中央子供会」と「睦会」の合同によるどんど焼きがあった。子どもから高齢者まで約50人が参加し、炎を囲んで1年の無病息災や家内安全、商売繁盛などを祈った。
河野の4集落が毎年合同で開いている。ことしも地区内の家庭から松飾りや門松、ダルマなどを集め、区内の田んぼに高さ5メートルほどのおんべをこしらえた。
午前7時に点火。炎は高くまで立ち上り、火の粉を舞わせた。
防寒具に身を包んだ参加者たちが様子を見守り、火の勢いが落ち着くと、持ち寄った餅やウインナー、マシュマロなど多彩な食材を竹サオの先や網の上にのせて焼いてほお張った。
おんべが小さくなると、みんなで試食。保護者らが豚汁をつくって振る舞い、子どもたちを喜ばせた。
かつては早朝の午前6時から開いていたが、「多くの人たちが集まることができるように」と、近年は日中に開いている。
参加者たちは伝統的な風習をともにし、1年間の結束を誓い合った。