豊橋駅で119系の引退イベント開く

地域の話題

[ 2012年 4月 3日 火曜日 9時12分 ]

 1982(昭和58)年に製造され、83(同59)年に入線して以降、地域の人々を運ぶ動脈として活躍してきた飯田線の専用車両「119系」の引退イベントが29日、愛知県の豊橋駅であった。最後の姿を見ようと、多数のファンが全国から足を運び、別れを惜しんだ。

 119系は旧国鉄が製造した飯田線専用の直流近郊形電車で、83(同59)年2月に入線し、豊橋―辰野間の195キロで運行。87年の国鉄の分割民営化後はJR東海が継承し、伊那谷の空や天竜川をイメージしたそれまでの青色タイプから、クリーム色の車両に緑色とオレンジ色のラインが入った東海カラーに変更し、約30年間にわたって活躍した。

 2009年には1編成を旧カラーに再塗装して「幸せの青い電車」として話題を呼んだが、老朽化が進んだため、昨年12月から213系、313系への更新が進められていた。

 「ありがとう119ウィークス」の最終イベントとして開かれたのが今回の引退式。午後4時40分に「ありがとう119」のヘッドマークを付けた水色の最終特別列車が登場すると、詰め掛けたファンが沸いた。

 高橋佳一駅長が運転士に花束を贈呈し、「大勢のお客さんに出迎えていただき、あらためて愛された列車だったと感じた。30年間ご苦労さまという気持ち」とあいさつした。

 119系はその後、転線して車両基地へ。愛好家たちは姿が見えなくなるまで見守り、大きな拍手を送っていた。

 JR東海によると、引退する車両の後利用は未定だという。

  

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