遠山ふじ糸伝承の会がイベント

地域の話題

[ 2017年 6月 14日 水曜日 16時27分 ]

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 飯田市の遠山郷(上村・南信濃)に伝わる物語の中で藤姫が紡いだとされる「藤糸」の生産を一昨年、地域で復活させた「遠山ふじ糸伝承の会」は10、11の両日、藤づるを収穫して皮を剥ぐ体験イベントを初めて開いた。都内から女性2人が参加。民泊も行いながら地元との交流を深めた。

 同会は、400年以上前から語り継がれてきた藤糸を再生させ、地域振興につなげようと発足。本年度はつるの収穫から糸を作るまでを滞在型の体験会として開き、観光に結び付けたい考えで、技術指導を行う木下美奈子さん(54)=飯田市駄科=らが中心となってホームページなどを活用して広くPRした。

 参加したのは都内で紙布作り教室の講師を務める池田明美さん(64)と、生徒でオーストリア国籍のミズイ・フェドーラさん(42)の2人。初日は会員14人も加わり、事前に許可を得た山に入って直径2~4センチ程度の質の良いつるをハサミやナタを使って収穫した。

 2日目は外側の皮を剥いで内側の柔らかい皮を取り出す作業を実施。乾燥した後、9月ごろ皮を煮込むという。池田さんらは「原始に近い作り方を復活させたと聞いて楽しみに来た。手順を覚えて今後の参考にしたい」と話した。

 木下さんも「とても上質なつるが取れた」と笑顔。「糸を作る作業にも参加してもらい、藤糸を通じて遠山郷を第二の古里のように感じてもらえれば」と期待を寄せた。

  

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