遠山森林塾の現地学習会

地域の話題

[ 2015年 3月 27日 金曜日 9時03分 ]

 飯田市上村と南信濃地区の合同事業「遠山森林塾“エコパーク・ジオパークをみんなで学ばまいか!」の現地学習会が26日、遠山郷一帯で開かれ同市立和田小学校の児童や両地区の住民ら約40人が参加した。御池山の隕石クレーター発見で知られる市美術博物館の坂本正夫専門研究員が講師を務め、5カ所を巡った。

 南アルプスのユネスコエコパーク(生物圏保存地域)登録を記念。すでに登録されている地質遺産ジオパークとしての価値と合わせ、「地域の財産を再確認しよう」と企画した。

 バスに乗り込み、押出の化石発掘地、小道木の埋没林、木沢の木沢小学校、中郷の龍宮岩、程野の中央構造線の露頭を順に見学した。

 地元でも若い世代の間ではあまり知られていないという押出の化石発掘地では、実際に貝の化石を発見。坂本さんから「昔ここは海の底だった」との説明を聞くと、子どもたちは一様に驚いた表情を浮かべた。

 714年の大地震で土砂崩落が発生し、遠山川がせき止められて天然のダムが出現し、森林がそのまま水没したと見られる小道木の埋没林では、立ち並ぶ大昔の木々を見学。赤石山脈の語源にもなった赤石も見つけ、解説を受けた。

 和田小1年の男子児童(7)は「初めて知ったことばかりで驚いた。とても楽しい」と満喫している様子だった。

 坂本さんは「遠山郷には、ここにしかない魅力がたくさんある。外に向けてアピールする前に、まずは地元の方に知ってもらい、自信と誇りをもって発信してほしい」と強調。「子どもたちに伝える貴重な機会になった」と話していた。

  

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