郷土色豊かなメニューを 調理技術講習会

地域の話題

[ 2017年 2月 8日 水曜日 16時47分 ]

地元の食材を生かしたメニューを試食する参加者

 飯田下伊那の宿泊施設と飲食店の調理師などを対象に、地元のオリジナル食材を使った郷土色豊かなメニューの開発を目的とした調理技術講習会が7日、飯田市竜丘公民館で開かれた。

 飯伊料飲組合、飯伊調理師会、県商工会連合会南信広域経営支援センター、飯田商工会議所中小企業相談所が主催。地消・地産を推進するため、本年度から県農政部が絡み全県で推進している。

 講習会には85人が参加。はじめに「信州産オリジナル食材“地消・地産”実践提案会~まるごと信州のよもやまばなし~」と題した講話があった。講師で駒ケ根グリーンホテル専務取締役の山越信治さん(75)が、おたぐり、蕎麦(そば)、鯉、五平餅など信州の特産物の意味を説明。「ただおいしいものを作っても売れない。ドラマをつくり上げていくことが大事。そのためには、おとぎ話や童話、地域の歴史などを知らないといけない」と、これからの課題を指摘した。

 講話に続いて、実習を行った。飯伊調理師会の調理技能指導員6人が地元の食材を生かした料理をそれぞれ作り、材料や作り方などを説明した。メニューは、「鶏のすき焼き」(とりきんの田中秀樹さん)、「蕪蒸し」(シルクホテルの藤本欽司さん)、「清内路かぼちゃのプリン」(吉祥寺の村松慶一さん)、「風さやか鶏と生姜の中華粥」(大西楼の小林秀男さん)、「吉鍋」(葵の中塚敏行さん)、「ちりめん柚子山椒・柚子餅」(柚木元の萩原幸夫さん)。

 試食者のうち、同市上村で仕出し弁当を作っている熊谷秀子さん(64)は「地域の食材を生かして『上村御膳』づくりをしている中で生かせるものがあった。野沢菜もちょっとした工夫が勉強になった」と感想。天龍村で民宿「加満屋」を営む熊谷美沙子さん(47)は「いろいろなジャンルの料理を1回で教わることができてよかった。作り方を教わり、自分でもできそうなのでやってみたい」と語った。

 県農業政策課の担当係長は「本年度から地消・地産の理念を理解して実践してもらうため、県内10地区で実践提案会を開催している。食材は各地区にまかせている」と説明した。

  

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