阿南消防署が救命処置で感謝状

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[ 2019年 2月 21日 木曜日 17時15分 ]

 阿南消防署は21日、昨年11月に平谷村で発生した救急事案で、救命処置などを行った平谷村立小学校の小口貴一郎校長(54)と養護助教諭の関島美香さん(22)、平谷村公民館に感謝状を贈った。

 救急事案は2018年11月21日、同校の体育館で行われた公民館主催のソフトバレーボール大会中、館内ステージ脇の部屋で男性(24)が心肺停止の状態で倒れているのが見つかったもの。男性は飯田市内の病院に搬送されたが、一命を取りとめ、現在は社会復帰しているという。

 駆けつけた関島さんが、男性が死戦期呼吸をしているのに気付いてAEDを持ってくるよう周囲に指示。救急隊が到着するまで小口校長と共にAEDを使用したり、胸骨圧迫や人工呼吸を繰り返した。また、大会に参加していた約40人の住民らが119番通報をし、到着した救急車を体育館のそばまで誘導した。

 応急手当普及員の資格を持つ関島さんは「似た様な事案を覚えていて、とにかくAEDを使おうと思った。周りの人たちが一人一人何ができるかを考えて動いてくれたおかげで、応急処置に集中することができた」。公民館を代表して感謝状を受け取った高見義夫館長(62)は「先生方の適切な指示で行動ができた。皆の協力で命が助かってよかった」とそれぞれ振り返った。

 同校では毎年、プールの授業が始まる前に学校職員とPTAが救命講習を受講しているという。「毎年受けていたが、本当にこれで人命が救えるのかという思いもあった」という小口校長だが、今回の救助事案に関わったことで「医療従事者でなくとも命を救えるんだということを実感し、講習の大切さを認識した」と語った。 

 同署の木下春樹署長は「住民の連携と素早い行動で命が救われた」と謝辞。「一人でも多くの命を救うため、引き続き救命講習の受講促進を図りたい」と話した。

◎写真説明:感謝状が贈られた高見館長(左)と関島さん(中)、小口校長(右)

  

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