阿南町であなんの味大集合開催

地域の話題

[ 2014年 2月 12日 水曜日 9時13分 ]

 「地域の食の再発見」を目的にした第2回あなんの味大集合が9日、阿南町西条の阿南町民会館であった。地元や近隣町村の約50団体・個人が惣菜や菓子、加工品など地域色豊かな食を出品。地元料理を学ぶ教室など多彩な企画が繰り広げられた。

 「地域の食を見直し、地域の産物や健康づくりを考える機会にしよう」と、1992年に初開催された企画を約20年ぶりに復活。町の地域おこし協力隊と県下伊那農業改良普及センター阿南支所が中心になって実行委員会を立ち上げ、準備を重ねていた。

 料理展示や展示即売会では、近隣町村を含む団体・個人が「和合の盆料理」「ゆず砂糖菓子」「くるみご飯」「丸干し大根」など、地元産食材を素材にした多彩なメニューを出品した。

 料理教室には地元の主婦ら約20人が参加。地域の伝承者やJAみなみ信州の女性部員などが講師を務め、「米粉のシチュー」「おからみ」「ほしがきのピッツア」のレシピを伝えた。

 新野地域に伝わる保存食「おからみ」づくりは、新野味の会の田嶋永子代表が指導。長ネギや鈴が沢南蛮、抜きくるみ、ちくわなどを細かく切り、しょうゆやみりんで煮てつくる。

 ご飯にのせたり、豆腐に絡めて食べるもので、同地区ではかつて冠婚葬祭など人が集まる場面でよく出されていたが、近年は作る人が減っているという。

 参加者たちは、昔ながらの伝統に思いを巡らせながら包丁で刻み、「何にでもあいそう」と声を上げた。

 試食会「わいわいバイキング」も開かれ、来場者らが地域の味を満喫。おいしそうに頬張りながら、その存在価値を見つめ直した。

 事務局の地域おこし協力隊員、の女性は「昔ながらの食は栄養価が優れたものが多い。私たち自身が食べ続け、文化を受け継がなければとあらためて感じた」と話していた。

  

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