阿南町で化石採取イベント「富草海物語」

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[ 2015年 8月 4日 火曜日 12時37分 ]

阿南富草化石採取 阿南町富草公民館(伊藤久直館長)は1日、化石採取を体験できるイベント「富草海物語」を開いた。子どもから大人まで県内外から約30人が参加して、同町朝野地区での化石発掘や断層見学などを楽しんだ。

 

 富草海物語は2004年から毎年開催。1800万年前に海の底だった同地域には多くの海の化石が見つかり、化石の里として内外に広めていこうと継続している。

 

 恒例の化石探求ツアーには、ことしも飯田下伊那地域を中心に愛知県や岐阜県、諏訪市や駒ケ根市などから親子が参加。同町富草出身で筑波大学大学院生命環境科学研究科地球進化科学専攻の上松佐知子准教授が講師で訪れた。

 

 参加者らは、顔防護板の付いたヘルメットをかぶり、タガネやハンマーを装備して、大小の石が転がる川沿いを歩いて移動。現地に到着すると石を割って貝やカニなどの化石発掘に挑戦した。

 

 上松さんが「石をじっくりと見て、時間を掛けて楽しんで」と呼び掛けると、貝の化石が大好きで、前日には千葉県まで訪れて化石発掘を行ってきたという飯田市鼎名古熊の男子生徒(15)は大きな石から巻貝の化石を発見。「将来、化石を研究する仕事に就きたい」と目を輝かせて作業を続けた。

 

 発掘体験のほかにも断層見学や町化石館の見学、化石クリーニングなどの学習を重ねた参加者ら。上松さんは「普段生活している地面の下に何があるか考えるきっかけにしてもらいたい」と話した。地元出身の伊藤館長は中学生時代、弁当持参で化石集めを楽しんだ経験を思い起こしながら「大昔のロマンを感じてもらいたい」と語った。

 

  

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