阿南町で化石発掘体験イベント

地域の話題

[ 2018年 7月 17日 火曜日 15時21分 ]

化石の発掘に挑戦する参加者ら

 阿南町富草公民館(伊藤久直館長)は15日、化石の発掘を体験できる人気イベント「富草海物語2018」を開いた。子どもから大人までの20世帯、約40人が参加。1700万年前は海の底だった当時の様子を思い描きながら、タガネやハンマーを使っての化石採取を楽しんだ。

 貝やカニなどさまざまな種類の化石が見つかる地区の特徴を生かし、知識を高めると同時に故郷に誇りを持ってもらおうと2004年から毎年開催。「化石の里」として内外に広がり、今では東京や名古屋、浜松市など遠方からの参加もある。

 6月初旬から町内限定で参加を募り、同22日から県内外向けに募集を切り替えたところ、わずか3日で定員に達した。

 浅野地区に到着した参加者らは、顔防護板の付いたヘルメットをかぶり、大小の石が転がる川沿いを歩いて移動。現地に着くと石をよく観察し、ハンマーで割った断面に化石がないか確認した。

 昨年に続き2回目の挑戦という同町富草の児童(9)は貝の化石を発見。「サメの歯などの珍しいものを見つけたい」と目を輝かせた。

 発掘体験のほかにも化石鑑定や化石クリーニング、町化石館の見学も行った。

 今年は、同町富草出身で筑波大学生命環境系地球進化科学専攻の上松佐知子准教授(39)が3年ぶりに講師で訪れた。上松さんは「地学は地味な部分があるが化石も含め、生活に直結している面白い分野だということを知ってもらいたい」と話した。

  

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