阿南町和合で元気なむらづくり協議会発足

地域の話題

[ 2012年 4月 21日 土曜日 10時16分 ]

 深刻な過疎化が進む阿南町和合で住民有志による「和合元気なむらづくり協議会」(村澤博光会長)が19日、発足した。地域住民が一体となり生活基盤の維持や再生、外部からの人の呼び込みなどの活動に力を入れていく。

 同地区は阿南町内4地区のうち、最も面積が広いものの山深いため、人口減少が続いてきた。林業の盛んな時期には1300人ほどいた人口も現在は300人を割るほどに落ち込んだ。グリーンツーリズム「桑の実塾」やNPO法人和合むらの設立などの取り組みが行われてきたが、地域を挙げて課題解決に取り組もうと今回の協議会の設立に踏み切った。

 発起人は地域や農林業関係団体、NPO和合むら、桑の実塾、公民館、老人クラブ、Iターンの代表者や地域おこし協力隊の男性ら20人。ことし1月から準備を続け、設立総会へこぎつけた。発起人代表の村澤博光和合森林組合長は「何とかして和合を元気に。少なくとも人口減を止めたい。これが最後のチャンスかもしれない。この地域にあるものを生かし、知恵を借りながらこの地域を何とかしよう」と呼び掛けた。

 議事では規約や活動計画を承認。会長に村澤和合森林組合長を選出した。話し合いでは、参加者から予算が不透明だとして「裏付けになるものがなければどう具体的な事業を進めるのか。何もなくては始まらない」という厳しい指摘もあった。

 来賓として訪れた佐々木暢生阿南町長は「人口減は和合だけでなく町全体の問題。地区全体を巻き込んでの協議会は誠に素晴らしい」としながらも「和合の再生とは一体何なのか。ぜひ、これをやろうではないかというものを出してくれれば、町はいくらでも支援する。外部から見た和合の魅力は必ずある。協議会を作りましたというだけでは絵に描いた餅になってしまう。和合に町のモデルになるものを期待したい。何か燃えるものを見つければ必ず成就するはず」と激励した。

 このほか、Iターン希望者への空き家の提供について、空き家はあるもののそう簡単に賃借がうまくいかないことから「町と家主だけでなく、近くの住民が間にたって話をするとうまくいく」などの意見があったほか、和合での農林漁業が成り立つようにする生業支援についてなど多岐にわたって意見を交換。

 今後、生活基盤再生に取り組む「生き甲斐づくり部会」と外部からの人の呼び込みを行う「定住促進部会」の2部会を中心に具体的な検討を続けていく方針だ。

  

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