阿南町新野でミカワバイケイソウ咲く

地域の話題

[ 2019年 6月 20日 木曜日 15時22分 ]

 阿南町新野の大村湖に近い国道151号沿いの斜面を黄色いニッコウキスゲが鮮やかに咲く中、希少な「ミカワバイケイソウ」がかれんな白い花を咲かせ、地元住民らの注目を集めている。

 ミカワバイケイソウは県のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠA類に指定されるユリ科の多年草。大村湖周辺の希少植物群生地で保護活動を続ける「殿林の湿原を守る会」の田島英征会長(78)によると、ミカワバイケイソウが咲いたのは、同所で初めて開花を確認して以来5年ぶり。田島さんは10年ほど前に同所でミカワバイケイソウと思われる植物を発見し、「花を確認しないと結論が出せない」と観察を続けたが、やはり5年間ほど花が咲かなかったという。

 久しぶりに姿を見せたかわいらしい花に、笑顔の田島さん。18日には、近くの学校林で草刈り作業に汗を流した阿南第二中学校の生徒、19日には新野小学校の児童らに、同所で見られる多彩な希少植物とともに紹介した。

 「貴重な植物がたくさん自生する、自然豊かな地域に暮らしていることを理解し、地域への誇りや愛着、植物を守る心などを育んでもらえたら」と期待を寄せる。

◎写真説明:白く小さな花が多数咲くミカワバイケイソウ

  

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