阿南町新野で祭り街道弁当フェア

地域の話題

[ 2015年 11月 17日 火曜日 9時21分 ]

 祭りと食の融合を目指す「祭り街道弁当フェア」が14日、阿南町新野の道の駅信州新野千石平に隣接する「多目的ホール能登」であった。主催した南信州交流の輪(関京子代表)が国重要無形民俗文化財「新野の雪まつり」をテーマにした弁当「はつはる」をお披露目。豊橋や浜松、御前崎市などから訪れた参加者約100人は祭りと食の“おもてなし”を楽しんだ。

 飯田下伊那地域の自然環境や伝統文化の継承を目的に活動する同団体。2013年度から南信州を代表する祭りと郷土食を融合させた「祭り街道弁当」の開発に取り組み、昨年の天龍村「坂部の冬まつり」を題材とした弁当に続く第2弾として、料理研究家の横山タカ子さんに協力を得ながら開発した。

 「はつはる」は1年間の豊作と生命の繁栄を祈る新野の雪まつりをモチーフにし、南信州の伝統的な正月料理に五穀豊穣の祈りを込めた。元旦の縁起物らしく「三々九度」の豆や栗、市田柿を生かした前菜をはじめ、「幸法」をイメージした十六穀米ご飯やお吸い物、天龍村産のゆずを器にしたなますなど計7品を提供した。

 食事に先立ち、飯田市美術博物館学芸員の解説を踏まえながら、阿南高校郷土芸能同好会の生徒が同まつりを演じるなど伝統芸能に理解を深めた参加者ら。豊根村から訪れた参加者(64)は「どこか地元の祭りと似ている部分はあるが、すぐ隣りなのに異なることが分かった。料理もおいしいし、今度は本物の祭りを見てみたい」と話した。関代表は「地で作ったものを味わってもらうことが楽しみ。後継者もつくり、食文化を伝承していきたい」と語った。

  

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