梅雨の時期に高さ数メートルの木の枝先に泡状の卵塊を産み付けるモリアオガエルの産卵が、阿智村浪合治部坂高原「亀の池」で始まった。
9日に梅雨入りが発表された県内だが、11日にはこれに合わせるように、周囲200メートルほどの亀の池のほとりに立つツガ、ナラ、カエデなど数本の枝先に、ソフトボール大の卵塊が50個ほどぶらさがっている姿が確認された。
泡状の塊の中には、300個ほどの卵が包まれていて、数日でふ化し、水辺に落ち入り、オタマジャクシになる。
治部坂ほか村内や、平谷、根羽村など飯田下伊那各地数カ所で、モリアオガエルの生息地が確認されている。