阿智村で成人式開く

地域の話題

[ 2013年 5月 5日 日曜日 8時44分 ]

 憲法記念日の3日、阿智村の成人式が村コミュニティ館で開かれた。対象者86人のうち男女各73人の計74人が出席。憲法と村、自身の今後に思いを馳せ、成人の誓いをたてた。

 式典で岡庭一雄村長は「国民は今、平和や生存権など国の根幹に関わる憲法問題、TPPという国の進むべき道について選択を迫られている。7月の参院選は2つの課題に関係する重要な選挙。さまざまな意見を聞いた上で、後世に悔いを残さない選択をしてほしい」と投票を求めた。

 満蒙開拓平和記念館の開館にも触れた同村長は「日本はかつて誤った道を進んだ。ぜひ訪れてほしい」とも述べた。

 実行委員長も「66年にわたって平和を享受してきたわれわれには、子孫のためにも平和を守る責務がある。二度と独裁政権下で暮らすことは避けよう」と平和の尊さに触れた。

 村民でつくる「あち憲法を学ぶ会」は、自民党の改正草案の内容、9条などについてまとめた資料を全員に配布。「この機会にぜひ考えて」と呼び掛けた。

 憲法改正について、立命館大文学部で近現代史を学んでいる女性は取材に対し「私は改正すべきだと思う。9条など素晴らしいところもあるが、現憲法は終戦時のGHQ統治下で定められたもの。自分たちの手でより練った憲法を使うべきでは」と話した。

 阿智村議会議長は祝辞で「村は人口減少の中、農業や観光、資源活用などに知恵とずくを出して頑張っている。お金より喜びをつかめる生き方を選んだ若者もいる」と村のいまを伝えると、「皆さんの根っこといえる村が元気であり続けるよう、この村を皆さんに託します」と今後の活躍に期待した。

 信州大医学部の男性は「地元に帰って地域のために働き、行動に責任を持ちたいという気持ちが強くなった」、城西大薬学部の男性も「村を含む地方は若者がいなくなる傾向にある。いずれは地元に帰りたい。仮に帰れなかったとしても、村の役に立つ研究をしたい」と話していた。

 中央公民館で開いた祝賀パーティーでは、清内路の花桃リキュール「かおりちゃん」で乾杯。会場入り口には消防団への入団を促す各分団オリジナルのポスターを展示した。

  

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