阿智村で成人式開く

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[ 2012年 5月 5日 土曜日 9時17分 ]

 阿智村は憲法記念日の3日、成人式を村コミュニティ館と公民館で開いた。対象者105人のうち80人が振り袖やスーツ、羽織はかま姿で出席。若葉のもえる郷里で成人の誓いをたてた。

 空模様が心配されたが好天に恵まれ、記念撮影は予定通り屋外で実施。新成人たちは旧友や恩師との再会を喜び、笑顔でスナップ写真を撮り合った。

 式典で村中央公民館の小野國明館長は「被災地はいまだがれきの山で、多くの人が住み慣れたふるさとを離れて暮らしている。青春を謳歌(おうか)しながらもそうした現実を見据え、(被災者と自分たちが)住み慣れた土地で暮らし続けるにはどうすればいいか考え、行動につなげてほしい」と語り掛けた。

 岡庭一雄村長は「憲法が保障する生存権が守られていたなら、原発事故の惨事は避けられたはず。東日本大震災を機に人命が大切にされる社会づくりを誓ったはずが、必ずしもその方向に進んでいない。古いしがらみのない若者の純粋さと行動力こそ未来を開くかぎ。皆さんの力を必要としている郷里で活躍してくれることを願う」と述べた。

 新成人代表の二人は「これまでの20年の人生は、さまざまな人の支えがあった。これからも期待に応えられるよう努力を怠らず、日々成長していきます」と宣誓した。

 同村の成人式は、戦後の復興に向け荒廃した土地を緑豊かにしようと、1950(昭和25)年ころからこの時期に開催。記念植樹を中心とした式を開いていた。近年は「憲法記念日は新成人の門出にふさわしい」として3日に固定。ことしは実行委員がコブシを植えた。

  

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