阿智村の智里と清内路の境あたりに、白いサルが出没している。干支(えと)にちなんで縁起の良いものだが、サルは農作物などに被害をもたらす有害獣のため、複雑な思いで見守られている。
白いサルは下伊那郡西部衛生施設組合が運営するクリーンヒル西部や火葬場の周辺に出没している。30匹ほどの集団の中に真っ白なサルが1匹、白みがかったサルが1匹交じっている。
昨年の秋ごろからたびたび目撃されるようになり、ことしに入ってもたびたび訪れている。サルの集団は近くの国道沿いなどでもよく見られるという。
クリーンヒル西部の職員は「このあたりに畑はないので農作物への被害はないと思うが、移動していけば害になるかもしれない。誰かに捕獲してもらえるとありがたいのだが」と話していた。