阿智村に全国の山岳ガイドが集う、山の危険性を再認識

地域の話題

[ 2014年 10月 29日 水曜日 13時33分 ]

 日本山岳ガイド協代表者会公益社団法人日本山岳ガイド協会(谷垣禎一会長)の山岳ガイドが研修や交流を兼ねて集う「自然ふれあい集会」が27、28日、阿智村昼神温泉郷の阿智の里ひるがみで開かれた。2016年から始まる「山の日」へ向けて山の日の発信へ意気を高めたほか、御嶽山の災害を受け、山の危険性を再認識しガイドとしての安全管理を見つめ直した。

 

 全国から同協会認定のガイド約120人が集まり、27日は代表者会議と懇親会、28日には全国遭難対策研修会と全国自然環境会議を開催した。

 

 このうち、代表者会議では同協会の現状と今後の展望などが話し合われた。代表者会議の冒頭、御嶽山の噴火で犠牲になった人々へ黙とうを捧げた。

 

 降旗義道副会長は「だれもが想定できないことだったが、ガイド業務で想定外は通用しない。山には危険が常にある。ヒマラヤなど困難な山では自分の命を危険にさらすことで得られるものがあるのも事実だが、ガイドは切磋琢磨して研さんし全ての危険を回避する義務がある。山のあり方、方向性について考えていこう」と述べた。

 

 続いて、同協会の磯野剛太理事長が、同協会の現状と展望を報告。現在行っているガイドの職能資格検定が国の認める職能資格になることを目指し、より社会性、公益性のあるものに改善していくとした。「山の日」については「制定されたが、さらに発信していくことが必要。全都道府県、全市町村に山の日が設けられるよう活動を」と呼び掛けた。このほか、登山情報共有システム「コンパス」の事業紹介やガイド向け保養施設の紹介なども行われた。

 

 地元山岳ガイドのアルプスネイチャークラブ、羽場崎功代表は「集まった会員は日頃お客様を連れて歩いている人ばかり。実際に南信州の山を見て、今後利用してもらうきっかけにしたい」と話していた。

 

  

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