阿智村と友好交流都市・愛知県豊山町との子ども交流会が19日、智里のパークランドなどで開かれた。中央道の災害通行止めや国道の渋滞などの影響で豊山町の到着が大幅に遅れ、一部日程を変更したものの、緑豊かな自然の中で楽しいひとときを過ごした。
豊山町は1992年から旧清内路村と交流を続けており、阿智村への合併後も友好交流を引き継いだ。高齢者クラブ同士の交流や中学生がスキー合宿に訪れるなど幅広い交流が続く。
小学生の交流は昨年まで清内路地区のみで行っていたが、清内路地区在住の児童数と豊山町の児童数が大きく異なっていたことから、今年から村全体の児童に参加を呼び掛けて開催するようになった。
阿智村からは小学4―6年生7人、豊山町からは5、6年生48人が参加。あいにくバスの故障や中央道瑞浪―恵那IC間の通行止め、国道19号の渋滞などが重なり到着が予定より3時間ほど遅れたが、パークランドでの魚つかみや満蒙開拓平和記念館の見学などで交流を深めた。
昨年、豊山町を訪問しての交流会に参加したという清内路小4年の園原雄基君(10)は「豊山町ですごく楽しい思いをしたので、こっちでも楽しんでもらいたい」と話した。
村子ども会育成連絡会の佐々木悟会長(59)は「初めての企画なので村側の参加者が少なかったが、交流への理解を深めてもらい来年の交流会ではさらに多くの子どもたちに参加してもらいたい」と話していた。