阿智村・石苔亭いしだの湯屋守様命名式

地域の話題

[ 2020年 1月 22日 水曜日 15時58分 ]

 阿智村昼神温泉郷の旅館「石苔亭(せきたいてい)いしだ」の能舞台で、二千体のひな飾りとともに飾られている真っ赤な「湯屋守様」の命名式が21日、同所で開かれた。ふるさと学習を通じて交流のある阿智第三小学校6年生から募った候補の中から、スタジオジブリのアニメ監督、宮崎駿さんが選定。井上海音(かいと)君(12)案の「ヤークーさま」に決まった。

 湯屋守様は、霜月祭りを終えたお湯の神様が春まで昼神温泉で湯治をする間、代わりを務めるとされる神様。毎年12月1日から、わらで作られた湯屋守様が各旅館の前に飾られ、神様や宿泊客、住民らを災いから守っている。

 同旅館では2020年の節目と新たな元号を記念し、玄関に置くものとは別に、名物の「二千体ひな飾り」とともに展示する湯屋守様を制作。元社長の逸見尚樹さん(51)がデザインし、イラストを基に児童らが名前を考えた。

 従業員らによる審査の後、最終決定を逸見さんと親交のある宮崎監督に依頼。「赤ゴブリン」「ひがみさま」「やくたろう」など約20の候補があったが、宮崎監督は「分かりやすく、最後におたき上げで焼かれることにもかかっている」として井上君の案を選んだという。

 命名式には児童7人や関係者が出席。ヤークーさまの口に名前を書いた紙人形を入れて厄払いをお願いした。井上君には宮崎監督直筆のイラストが描かれた色紙のレプリカが贈られた。

 井上君は「地域の伝統を学ぶ中で湯屋守様が厄を食う神様だと知り、かわいい感じになるよう意識して名付けた。宮崎監督に選ばれたと聞いてびっくりした」と話し、「実物を見たのは今日が初めてだけどとても良いと思った。多くの人に見てもらいたい」と期待を寄せていた。

 

石苔亭いしだで二千体ひな飾り始まる

 冬から春にかけての呼び物になっている石苔亭(せきたいてい)いしだの「二千体のひな飾り」が今月中旬にお目見えし、一般に公開されている。

 温泉郷を訪れる人と子どもたちの幸せを願い、ロビー奥の能舞台「紫辰殿」に毎年1月中旬から4月3日まで展示しており、根羽村―飯田市間での「中馬ぬくもり街道ひな祭り」の盛り上げと温泉郷の活性化に貢献してきた。

 能舞台につるされているのは「災いが去る」にちなんだ猿ぼぼ、扇などの定番飾り、ヤマトタケルの伝説で地名の由来になったニンニク、温泉を守る「湯屋守様」など55種類。今年は新たな試みとして中央に高さ2・5メートルの真っ赤な湯屋守様「ヤークーさま」を配置し、宮崎駿監督の直筆イラストの入った色紙も合わせて展示している。

 二千体ひな飾りの見学時間は午前10時から午後5時まで。問い合わせは同旅館(電話0265・43・3300)へ。

◎写真説明:二千体のひな飾りに囲まれた「ヤークーさま」

  

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