阿智村智里 ヤーコン栽培で障害者雇用と遊休地活用へ

地域の話題

[ 2015年 9月 18日 金曜日 13時23分 ]

 阿智村智里のおろちケ滝農事組合(竹内晶代表)と障害者の多機能型事業所「夢のつばさ」(原正秋所長)=同村春日=のスタッフ・利用者8人は16日、智里のそば店「三日庵」近くの畑で製茶用のヤーコンの葉の収穫と乾燥作業を行った。

 地元で受け継ぐヤーコン茶を通じて、遊休農地の活用や障害者の雇用、特産物「信州ヤーコン」の新ブランドなどを目的に始めた事業。県の元気づくり支援金を活用して、ヤーコン茶用の乾燥機を導入し、信州ヤーコンのシールを作成した。

 同地域でのヤーコン栽培は、現在の農事組合員の親世代が10年ほど前から続けており、同そば店でヤーコン茶として販売していた。茶は中京圏などから訪れる人に人気を博してきたが、高齢化や後継者不足で栽培が危うい状態になっていた。

 若い世代でヤーコン栽培を受け継いでいこうと、ことしから新たな農事組合を立ち上げて活動を開始。乾燥機を導入することで、手作業で天日干ししていた乾燥を省力化するとともに、障害者の雇用確保にもつなげようと収穫や苗の定植作業に夢のつばさに協力を依頼している。

 この日は80キロの葉を収穫し、乾燥させる作業を行った。作業に当たった夢のつばさの利用者は「働くのは疲れるけれど大丈夫。頼まれたらまたやりたい」「初めての体験だけれどいい取り組みだと思う」などと話していた。茶用の葉の収穫は年3回ほどを予定している他、これまで利用していなかったイモ部分の販売も検討している。

 ヤーコン茶は270グラム1550円で三日庵のみで販売。同農事組合理事の牛山研一さんは「地元で受け継いできたヤーコンをブランド化していきたい。担い手不足で拡大している耕作放棄地をなんとかし、障害者の雇用確保につなげることで持続可能な地域をつくっていきたい」と話していた。

  

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