阿智村智里東で農地を守る会発足

地域の話題

[ 2017年 6月 10日 土曜日 13時58分 ]

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 阿智村智里東で9日、中山間地域で増え続ける遊休農地を地域で一丸となって解決していこうと「智里東の農地を守る会」が発足し、初めての会合を同公民館で開いた。

 

 阿智村では、遊休農地の活用を図ろうと集落支援員を配置して、地権者と耕作希望者をつなげている。村集落支援員の小松公栄さんによると、これまでの1年間で156件の農地提供の申し出があり、このうち6・5ヘクタールで新たな借り手が見つかり耕作につながった。

 

 春日や伍和など平地の農地では新たな借り手が見つかりやすい一方、智里東などの条件の悪い中山間地では借り手が見つからないまま残るケースが多い。

 

 中山間地では外に頼るだけでなく地域の中で力を合わせて解決していこうと、智里東の農業委員や認定農業者、自治会役員などに賛同を募って会の結成を呼び掛けた。

 

 集まった住民の中には、すでに遊休農地を活用してソバやヤーコンなどの栽培に取り組む個人やグループも。中山間地では土手の斜面の面積が広く草刈りに労力がいること、放棄される畑には軽トラックも入れない場所があることなどが指摘された。

 

 「昼神の近くは体験農場で活用できないか」「中山間地向けの小型コンバインを導入しては」「料金を決めて、草刈りなどの一部作業を受託する仕組み作りが必要」「農地を維持するためには地主もある程度負担しなければ」などの意見を交わし、地域の課題を共有し、問題解決に向けて協力していくことを確認した。

 

 会の名称を決め、小松敏明さんを会長に、熊谷博幸さんを副会長に選出した。熊谷さんは「これまで個々での取り組みはあったが、全体で助け合う仕組みはなかった。農地を守るため皆で力を合わせていきたい」と話していた。

  

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