飯伊の伝統野菜フェア~知って味わい購入を

地域の話題

[ 2012年 7月 30日 月曜日 15時55分 ]

 飯伊農業振興協議会は27日、「飯伊伝統野菜フェア」を飯田市鼎東鼎のJAみなみ信州みどりの広場で開いた。飯田下伊那の各地で受け継がれてきた伝統野菜のうち、ナスやイモなど旬の10種類ほどを生産者らが販売。調理例の紹介や試食も通じて、地域住民らに購入を呼び掛けた。

 県は2006年度から「信州の伝統野菜」の認定制度を創設し、これまでに63種類を選定。このうち飯伊は18種類を占めている。フェアは地域住民に地元の伝統野菜をより深く、広く知ってもらおうと、4年連続でこの時期に企画した。

 会場には天龍村の巨大な「ていざなす」、飯田市上村下栗の小粒なジャガイモ「下栗芋」、阿南町和合の「鈴ケ沢うり」などが集合。買い物客たちが生産者と会話を交わしながら、料理のアイデアを巡らしたり、それらの煮浸しや漬物、フライなどを試食したりした。

 ことしは阿南町和合の「鈴ケ沢南蛮」(トウガラシ)や阿智村の「清内路にんにく」など「信州の伝統野菜」の仲間入りを目指す品々もお目見えし、興味を引いていた。

 大鹿村の農業男性(70)は「並んでいる野菜の大半は初めて知った。いろいろあって面白いね」と感心した様子。県下伊那地方事務所農政課の職員は「伝統野菜を見て知って、味わえる機会を増やしていきたい」と話していた。

 天龍村ていざなす生産組合によると、ていざなすの生産量は2007年度の約5000本が11年度は約1万5000本に増えたという。組合長(75)は「組合員22人にとって、生きがいや健康づくりにもなっている。今後も元気な村づくりに貢献できれば」と意気込んでいた。

  

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