飯伊各地で成人式

地域の話題

[ 2011年 8月 17日 水曜日 10時24分 ]

 飯田下伊那各地で15、16日、お盆の帰省を利用した成人式が開かれた。スーツや浴衣に身を包み、久しぶりに旧友と節目を祝う新成人たち。売木、下條、天龍、阿南、喬木、大鹿、阿智村清内路、松川、平谷のうち5町村の会場で表情を追った。

 松川町

 町民体育館で開かれ、該当者196人のうち松川中学校の卒業生ら153人が出席した。

 新成人らでつくる実行委員会(宮沢梨恵実行委員長)形式で行われた。

 終戦記念日とあって式典は黙とうから始まり、深津徹町長は「自らの行動に責任を持ち、いまできることに精いっぱい努力してほしい」と激励。町の将来を見据えると「地域の発展に力添えを」と呼び掛けた。

 式典に続いて意見発表もあり、男女5人が新成人を代表し決意を示した。実行委員会主催で祝宴もあり、旧友との再会を喜ぶ姿が見られた。

 会場には、昭和37年から昨年度までの成人式の集合写真43点が飾られた。「若者も集まる公民館プロジェクト」の一環で、公民館社会部と実行委員会が共同実施。写真を通じて町の歩みを振り返る新成人もいた。

 また14日には実行委員会が中心になって松川中央小学校グラウンドにタイムカプセルを埋めた。新成人約100人が参加。それぞれ思い出の品や手紙などを詰め込み、土をかぶせた。

 喬木村

 村防災センターで開かれ、該当者76人(男42人、女34人)のうち喬木中学校を卒業した大学生や社会人ら62人が出席した。

 村歌斉唱に続き、大平利次村長は「井の中の蛙大海を知らず」の言葉を例に「小さなことで満足せず広い視野で」と呼び掛け、「自分や家族、また村にとって大切なことは何かを探して下さい」と祝いの言葉を述べた。

 北城連也さん、秦美沙子さんの2人が成人を代表して意見発表。新成人でつくる実行委員会の北條健太実行委員長が感謝の言葉を述べた。

 村の魅力をまとめたビデオ「美しきふるさと喬木村」が上映された後、庁舎前で出席者全員で記念撮影した。

 式典後は福祉センター2階で、新成人の有志らでつくる実行委員会主催で祝宴を開き、旧友や恩師との再会を喜び、決意も新たにしていた。

 下條村

 下條村成人式は15日、同村睦沢のコスモホールで開催した。新成人となった51人は、式典や記念講演、祝賀会を通じて新たな門出を祝った。

 記念式典では、子育て支援や行財政改革で注目を集める同村がテレビ番組で紹介された映像を公開。実質公債費比率全国4位や合計特殊出生率2以上という故郷の輝かしい成果を知った。

 伊藤喜平村長は、自らの村政20年を迎えことし成人を迎えた年代に特別の思いがあると語り「村に誇りを持ち、情熱とチャレンジ精神、最後まであきらめない気持ちで前に進んでほしい」と式辞を述べた。

 祝辞の後、村公民館と村選挙管理委員会、日本禁煙友愛会下條支部が新成人に記念品を贈呈。女性連絡会から花束が贈呈された。新成人を代表して大野浩太郎さんは「東日本大震災で人の絆の大切さを知った。これからは微力ながらも少しでも村の役に立っていきたい」とあいさつした。

 記念講演では、登山家の小西浩文さんが「無酸素社会を生き抜く」と題して講演。講演後は全員で記念撮影をし祝賀会へ。来賓の人々と席を囲みながら、久しぶりに顔を合わせた友人と談笑を楽しんでいた。

 天龍村

 天龍村は15日に開き、新成人6人全員が登壇してそれぞれが謝辞を述べて、将来への抱負を語った。

 スーツやドレスに身を包んだ新成人たちは、一人ひとりが両親の名前を紹介し、学生や社会人としてそれぞれが夢に向かっている様子を報告した。

 大河内出身の竹田あずささんは「家族や兄弟のように一緒に育った5人の同級生、見守ってくれた地域のみなさんへの感謝を忘れず、がんばりたい」と謝辞。長野町出身の仲間まりなさんや北の大平拓矢さんは「村に貢献できる社会人になりたい」などとし、専門資格の取得に向けて励んでいる現状を伝えた。

 両親にもマイクが向けられ、「少しでも社会の役に立てるような大人になって」「大人としての責任感を持ち、日々感謝を忘れずにまい進してほしい」などとはなむけの言葉が贈られた。

 大平巖村長は、村民憲章が掲げている自然や教育・文化、健康、産業、平和を思い、守り、育む姿勢を大切にしてほしいとエール。東日本大震災にも触れて「若いファイトで日本の復興の柱となり、村のためにもがんばってほしい」と願った。

 式典では天龍浄心太鼓の発表もあり、勇ましい演奏が新成人たちを祝福した。

 清内路

 阿智村清内路地区では、ことしも青年会(高村毅郎会長)が主催し、該当者14中13人が浴衣などの夏服を着て、母校の旧清内路中学校に集まった。

 4年前にIターンした高村会長(山梨県出身)は「ある秘境の部族が自分にとっての幸せについて、『祖父母と両親、妻子がいること』と答えたという話を聞き、感銘を受けた。家族とこれから出会う人を大事にして」と呼び掛けた。

 思い出が詰まった昇降口や廊下、教室を見回し、感激した様子で「懐かしい」と口々に話した新成人たちは、自治会長や村議、恩師の話を落ち着いて聞き、櫻井真也さん(20)が成人の誓いを発表。終了後の会食では清内路の伝統野菜などでつくった料理を口にしながら、恩師を交えて近況や思い出話を語り合った。

 青年会は、阿智村と合併した2009年以降も「清内路出身者が清内路に集まる成人式を残そう」と、地域の理解と協力を得ながら、5月の村成人式とは別に開いている。ことしは地元を離れた仲間も会場に駆けつけ、運営を手助けした。

  

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