飯伊新規就農者24人、激励会で先輩が体験談

地域の話題

[ 2014年 6月 14日 土曜日 11時46分 ]

 県下伊那農業改良普及センターは12日、本年度の新規就農者激励会を、飯田市鼎東鼎のJAみなみ信州営農部大会議室で開いた。飯田下伊那地域で新規に就農した24人が参加。今後の円滑な農業経営と地域の仲間づくりを進めるために、先輩就農者の体験談や地域農業青年クラブの活動紹介などを行った。

 冒頭、同普及センターの馬場宏武所長は「この激励会は農業をめざす仲間づくりの場。新規就農者は昨年まで5年間に100人余り。毎年平均20人が就農している。農家は経営者であり、経営のスキルアップを考えていってほしい」とあいさつした。

 JAみなみ信州の小林正和常務は「全国的に農家の高齢化が深刻で飯伊も60歳以上が70%と限界的状況の中で、若い人の就農は心強い。農業は自分で自由にできる楽しい職業。いろんな人たちと話をすると技術がレベルアップする」と激励。県農業経営者協会下伊那支部の原和俊支部長は「今の時代は私たちが就農した時代より大変。農業が本当に好きでないと長続きしない。手をかけなければいいものはできない。農業をやっている先輩に聞くことが大切」と助言した。

 出席者の自己紹介に続いて、先輩就農者2人が体験談を発表。飯田市龍江の木下昭則さん(40)は「2000年に就農してリンゴや洋ナシなどの果樹を中心に作っている。大学を卒業して米国で農業研修を行い、儲かる農業をやりたいと思った。若さとやる気は何よりの武器。今までの産地が高齢化し、新しい産地を開拓しようと各スーパーが産地の囲い込みを始めている。その波に乗るのもいいし、自分のブランドを出していくのもいい。これから農業が熱くなるのは確実。方向性を見据えて自分の特色を出していけるよう頑張って」と激励した。

 この後、地域農業青年組織の県農業士協会下伊那支部、PALネットながの、かたつむりの会、JA青年部の各代表が活動を紹介。同普及センターから各種講座の説明もあった。

 新規就農者のうち、飯田市座光寺の原田建夫さんは「昨年の秋から家に入り、市田柿やモモ、アスパラガス、米などを作っている。まだまだ不慣れだが、一生懸命勉強して続けたい」、高森町の安藤政道さんは「30年のサラリーマンをやめ、昨年農業を始めた。リンゴ、モモ、柿などを作っている。四苦八苦しているが、頑張っていく」とそれぞれ決意を話していた。

  

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