飯伊青年農業者のPJ活動成果発表会

地域の話題

[ 2017年 1月 13日 金曜日 15時22分 ]

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 将来の飯田下伊那地域の農業を担う青年農業者が一堂に会してプロジェクト活動の成果や意見を発表する会が12日、飯田市追手町の県飯田合同庁舎であった。農業技術と経営力の向上、自己研さんと仲間意識の高揚を図り、地域農業の発展を担う農業者の育成を目的として開催。下伊那農業改良普及センター、JAみなみ信州青年部、飯伊農業振興協議会の主催で農業者ら62人が参加した。

 発表したのは、意見発表が大久保康司さん(松川町、若武者)桂昴生さん(飯田市、七久里農園)松本龍貴さん(下條村、新鮮組)の3人。プロジェクト発表が、伊藤浩一さん(JAみなみ信州青年部伊賀良支部)石原秀平さん(根羽村)竹村暢子さん(松川町、南信州まつかわりんごワイン・シードル振興会)横田寿幸さん(飯田市、かたつむりの会)の4人。

 農業関係団体・機関の代表7人が審査した結果、意見発表は松本さん、プロジェクト発表は石原さんがそれぞれ1位に選ばれた。2月3日に北安曇郡松川村で開催される県コンクールに下伊那の代表として推薦された。

 松本さん(24)は、高校を卒業後、地元企業に入社。震災後、栄村の復興支援に携わったことをきっかけに実家の農業を継ぐことを決めた。2013年4月に就農し、リンゴ、ナシ、カキに加え、モモの試験栽培も始めた。

 下條歌舞伎で「玄蕃(げんば)」の役を演じる松本さんは、「3年ほど前に市田柿にカビの被害が発生し出荷できなくなった。やめたくなるほど落ち込んだが、いい時もあれば悪い時もあると思い返した。とにかく死ぬまで生きるをモットーに前を向いて進んでいきたい」と語った。

 石原さん(39)は、2015年からブランド化の取り組みを開始した夏秋イチゴの大玉生産プロジェクトについて発表した。秋になると寒暖差により甘くなるサマープリンセス「シンデレラ」を商標登録し、売木村・根羽村・平谷村で現在4戸が生産している。

 大玉生産に向け、生育調査や収量調査などを実施し、そのデータをグラフや表を使って説明。今後の課題について「次年度も試験を継続し、夏定植についても検討する。天候に左右されない安定生産に努め、栽培期間を通した大玉比率の向上を図りたい」とした。

 審査長を務めた下伊那農業改良普及センターの霜田修所長は「松本さんは就農に至る経緯が明確だった。今後さらに将来に向けての取組を具体的に発表すれば、より発表に厚みが出てくる。石原さんはいま注目されている夏秋イチゴの取組の背景・動機がはっきりしていた。発表内容もグラフや表を使って分かりやすかった」と感想を語った。

 7人の発表に続き、下伊那農業高校園芸クリエイト科1年の生徒たちが、端境期での有利販売を目指し、果物の鮮度保持と貯蔵法の改善を通じた研究の成果について発表。「南信州hatake*girls」の殿倉由起子さん、佐々木明子さん(ともに飯田市)による農業女子の活動事例発表もあった。

  

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