飯伊100計画実行委がアンケート

地域の話題

[ 2016年 7月 15日 金曜日 9時15分 ]

高校生100計画投票率 10日投開票の参院選で、地元の18歳の投票率100%を目指して飯田下伊那地域の高校の生徒らで結成した「飯田下伊那100計画実行委員会」が13日、独自のアンケートに基づく飯田市内4校の投票率をまとめた。未回答や一部未集計もある暫定の参考値ながら、4校平均は84・02%で、実行委からは「予想以上の数」「8割を超えれば御の字でしょ」と笑みがこぼれた。

 アンケートは実行委の生徒が通う飯田、飯田OIDE長姫、下伊那農業、飯田風越の4高校の3年生を対象に11~13日に行った。13日夜に市りんご庁舎に4校の実行委8人が集まり、アンケートを集計。学校ごとの有権者数と投票者数から投票率を割り出し、4校の平均とともに模造紙にまとめた。

 4校のうち、3年生281人中254人が回答した飯田高校では、参院選の18歳有権者88人に対し、期日前投票を含め82人が投票。投票率は93・18%で、9割を超えた。

 実行委は4月下旬に発足。投票の大切さを知ってもらう若者向けの啓発イベントを開いたほか、各校向けの選挙だよりや啓発チラシの作成と配布、「ツイッター」などSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を通じても投票を促してきた。

 会の発起人で飯田高3年の男子生徒(17)は「100%に届かなくても、18歳選挙元年にふさわしい数字が出たのでは。全人口に占める高校18歳の割合は小さくても、啓発活動を継続していけば投票率の底上げにつながっていく」と指摘。後輩(在校生)たちによる取り組みの継承、発展に期待した。

 飯田風越高3年の女子生徒(18)は「思った以上にみんなが投票に行ってくれていた。ツイッターで投票を呼び掛けたら話題になったから、それも良かったのかも」と分析。一方で「投票に行かなかった人たちの関心をどう高めていくかが大事」と指摘した。

 下伊那農業高3年の男子生徒(17)は「100計画の活動前は正直、政治への関心はなく『誰かが何とかしてくれる』風に思っていたけれど、自分たちが関わる大切さを実感している」、飯田OIDE長姫高3年の男子生徒(18)も「当初は知らない人ばかりだったけれど、投票率アップという目標に向かって進む仲間になれた」と笑顔を見せていた。

 アンケートでは「政治に求めていきたいもの」を記述式で求めたところ、「戦争をしない」「若者向けの政策」「給付型奨学金」「信頼」「矛盾したことを言わないで」などの声が寄せられた。「投票で重視した政策」を含め、憲法関連も目立ったという。

 投票率などをまとめた模造紙は飯田勤労者福祉センターで今週末に開かれる第38回「ふれあい広場」のうち、17日の高校生コーナーで展示する。

  

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