飯田動物園でライチョウの一般公開

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[ 2016年 2月 19日 金曜日 10時29分 ]

 飯田市立動物園(長良健次園長)で18日、世界で最も北に生息する大型のライチョウ、「スバールバルライチョウ」の一般公開が始まった。小獣舎横の旧クジャク舎を改修し、オスの「ハク」とメスの「コマ」の2羽(ともに3歳)を別々のゲージで飼育。真っ白な羽に身を包みフワフワと動き回る姿は、来園者の目をくぎ付けにしていた。

 スバールバルライチョウは、ノルウェーのスバールバル諸島にすむニホンライチョウの近縁亜種。ニホンライチョウと同じく、季節によって羽の色が変わる。

 同園では、南北アルプスの高山にすみ、国の特別天然記念物に指定されるニホンライチョウの生息数が激減する中、「近い種類のスバールバルライチョウを飼育・研究することで、飼育方法や繁殖技術を学び、ニホンライチョウの保護に役立てたい」と飼育に挑戦。石川県能美市のいしかわ動物園から譲り受け、ことし1月20日に飯田動物園に到着した。同種の飼育は全国で9施設目という。

 到着後は環境に慣らすため、ゲージにカーテンを張り非公開で飼育。約1カ月が経過し、健康状態に問題がなく元気なことから、一般公開を開始した。

 この日は飯田仏教保育園の年長園児らがお散歩で来園。ライチョウのゲージ前を取り囲むと、「真っ白できれい」「フワフワしていてかわいい」と声をそろえ、食い入るように見つめていた。

 長良園長は、「無事一般公開を迎えることができほっとしている。ライチョウは地元の南アルプスに生息しているもののなかなか見る機会はない。動物園に気軽に見に来てもらえればうれしい。冬と夏とで変わる羽の色も楽しみにしてもらいたい」と笑顔。また、「暑くなる夏をうまく乗り越えることができれば、来年以降には同じゲージで2羽を飼育し、繁殖にも挑戦していきたい」と力を込めた。

  

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