飯田動物園 入園者数61年ぶりに更新

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[ 2015年 3月 31日 火曜日 13時37分 ]

 飯田市立動物園の本年度入園者数が29日、これまで最も多かった1954年度の13万839人を上回り、13万1393人に達した。記録更新となった13万840人目の来園者には、記念品が贈られた他、くす玉割りのセレモニーが行われ、61年ぶりの記録更新を祝った。

 1947年の飯田大火後の都市計画事業により扇町公園が整備され、園内にサルや小鳥などを飼育したのが動物園の前身となり、53年に市営動物園として開園。初期には市内や鼎方面が一望できる人気の遊具「飛行塔」(54年8月―82年)が人気を呼んだ。84年までライオン2頭、ヒグマ1頭、ヒマラヤグマ2頭、ニホングマ1頭の猛獣も飼育されていたが、81年から大規模な改修工事に取り掛かり、87年に小動物中心の動物園としてリニューアルした。

 2011年12月からは中心市街地活性化基本計画に基づく事業の一環として、再び大規模な改修工事がスタート。野生動物が暮らす生息環境を再現することで動物本来の行動を発揮させようという「生息環境展示」を取り入れ、フンボルトペンギン、アンデスコンドル、シカ・カモシカなどの獣舎やイベント広場・ふれあい広場が装いを新たにした。

 改修効果は来園者数に表れ、12年度には1989年度以来24年ぶりに10万人を突破。13年度は11万8370人まで伸びていた。

 長良健次園長によると「改修効果とともに、中京圏から飯田下伊那を訪れるツアーの中に、おととしから動物園を組み込んでいただいたことが大きい。本年度も2月末までに約7000人が訪れている」という。61年ぶりの記録更新に「とてもうれしい。今後もより多くの人に来園いただけるよう、イベントの充実などを図りながら、魅力を高めていきたい。単に動物を見るだけではなく、子どもも大人も楽しめる園にしていきたい」と力を込めた。

 記念すべき13万840人目となった、宮田村の男性(69)一家は、娘や孫など家族8人で来園。男性は「孫たちも春休みになったので、家族で訪れてみた。以前来た時は改修前だったので、新しくなった園を楽しみにして来たが、こんな節目の日にめぐり合えるとはびっくり」と話していた。

  

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