飯田商工会議所が創立90周年記念式典

地域の話題

[ 2010年 9月 25日 土曜日 8時37分 ]

 飯田商工会議所(宮島八束会頭)は22日、飯田市育良町のシルクプラザで創立90周年記念式典を開いた。大正9(1920)年に産声を上げてからの長い歴史を振り返るとともに、リニア中央新幹線飯田駅設置、三遠南信自動車道の早期開通に向け積極的な展開を図る地域総合経済団体として、さらなる発展を誓い合った。式典席上、記念事業としてリニア募金に500万円を寄付することを決めた。

 来賓を含め約350人が出席。宮島会頭が「90年の歴史は決して平坦ではなかったが、先人の皆さんは地域経済の振興に中心的な役割を担い、発展してきた」と振り返り、2009年4月の商工会統合を新たなスタートと位置付けた上で「地域の特性を生かした産業・地域づくりが叫ばれるなか、その役割を果たすことが会議所の使命ととらえ、今後も日々誠意努力していきたい」と式辞を述べた。

 来賓祝辞では阿部守一知事が「新産業創出、アジア圏への展開と中長期的な視点で産業振興を進めるなかで、一緒に元気な長野県を作っていきたい」、牧野光朗飯田市長は「三遠南信自動車道やリニア飯田駅設置と将来を左右する大きな課題に対し、飯田商工会議所の活躍、努力は必要不可欠。将来をともに考え、力を合わせていきたい」と述べた。

 今回の式典では懇親会や表彰、記念誌発行などをはぶき、リニア飯田駅設置の建設資金としてリニア中央新幹線飯田駅設置推進協議会に500万円の寄付を提案。出席者からの拍手を得て承認された。

 蚕糸をはじめとする地場産業品の工業化に伴い、会議所の設立が要望されて誕生した同会議所。対戦中の統制経済で閉鎖を余儀なくされたこともあったが、戦後の混乱期にいち早く会議所を立ち上げた。昭和60年代に入ると三遠南信地域の交流を開始し、現在はリニア、三遠南信自動車道の両プロジェクト実現に向け積極的な事業を展開。09年に鼎、上郷、遠山郷商工会との統合を経て、県内4番目の会員数(3200会員)を誇る。

  

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