飯田商議所に大名行列人形を寄贈

地域の話題

[ 2017年 3月 23日 木曜日 16時39分 ]

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 飯田市鼎西鼎の伊藤節子さん(79)が22日、7年ごとに飯田市の中心市街地で行われる飯田お練りまつりの主要出し物、「大名行列」の様子を再現した木製人形を飯田商工会議所に寄贈した。1999年に61歳で亡くなった夫の公二さんが制作したもので、高さ5センチほどの15体の人形が行列(長さ約55センチ)を組む。繊細に描かれた人形一体一体の表情や衣装、槍やかごなどの華やかな道具が、勇壮な行列の姿を伝える。

 阿南町新野に伝わる国の選択無形民俗文化財「新野の雪まつり」を題材とした絵を描き東京の展覧会に出品を続けるなど、創作活動を通じた伝統芸能の発信にも力を注いだ公二さん。今回寄贈された人形も、江戸時代の参勤交代に使われた道具や所作を受け継ぐ、格式高い大名行列を広く伝えようと手づくり。かつては販売もされていたという。

 公二さんが亡くなり18年余りが経過し、自宅に保管する同人形の数も少なくなってきたことから、節子さんは「より多くの人に見てもらい、こんな人形があるんだと知ってもらえたらうれしい」と、公的な機関への寄贈を検討。市役所などを通じて、お練りまつり開催時に発足される奉賛会の事務局を担う、飯田商議所への寄贈が決まった。

 この日飯田商議所を訪れた節子さんは、「顔の表情をはじめ衣装や道具まで細かく描かれている。ここまで手の込んだものはもう作れないのでは。ぜひ多くの人に見ていただきたい」と力を込め、受けとった柴田忠昭会頭は、「大変貴重なものを初めて拝見させていただいた。いろいろな人に見ていただく機会をつくり、作者の思いも伝えていきたい」と話した。

  

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