飯田工高で「ものづくりコンテスト全国大会」、電子工業会が協力

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[ 2010年 4月 8日 木曜日 15時34分 ]

 飯田電子工業会(小池一義会長、会員22社)は6日夕、今年度の定期総会を三宜亭本館で開き、今年度の事業計画と予算を決めた。引き続いて、飯田工業高校の担当教諭から、8月4日に同校で開催を予定している「第10回高校生ものづくりコンテスト全国大会」の電子回路組立部門の長野県大会への審査員派遣などの協力要請があった。小池会長は「会として情報交換する中で、できる限り協力していきたい。審査にもぜひ入れさせてもらいたい」と述べ了承された。

 全国工業高等学校長協会、長野県工業高等学校長会主催の長野県大会は、上位2校が北信越大会に出場し、さらに上位2校が全国大会に出場する。一昨年、昨年と松本工業高校が連続優勝しており、飯田工業高校は入賞どまりとなっている。同校で開催予定のことしの長野県大会は、飯田工業高校の篠田宏校長が大会委員長を務める。審査員は、総合教育センターの情報・産業教育部専門主事、長野工業高校の浅沢潤一郎教頭、飯田電子工業会の会員2人を予定している。

 競技時間は3時間で、各校から選抜された生徒十数人が各自持参するコンピュータの制御プログラムと制御対象回路に接続するケーブルを事前に製作。当日発表される配線組立回路を、万能基板を使って製作する。採点項目はプログラミング技術50点、組立技術50点の合計100点。高校生でこれだけのことができる生徒は素晴らしいという。問題作成は運営校の同校に一任され、6月に大会要項を決定し、発送する予定。大会に先立ち、7月中旬に製作技術講習会を開いてレベルアップと底上げを図ることにしている。

 同校電気科の説明によると、電子系と電力系に加え、情報系、さらにこれらの融合技術である制御系の4つの柱を定め、これらの基礎を系統立ててバランスよく学んでいる。3年生は年度当初に研究、製作をしてみたいテーマを各自で設定し、1年間かけてそのテーマに取り組む。1月に各科の代表による全校課題研究発表会を開き、地元企業や中学校の先生たちにも発表している。ソフトウエアが商品価値を左右する時代の流れに合わせてプログラムに重点を置いて指導している。

 同校では資格取得も大きな柱の1つとして積極的に取り組むよう指導しており、電気科の卒業生は就職、進学ともに十分な進路先を保証できている。来春卒業の160人のうち80人が就職を希望し、うち60人が地元企業を希望している。今春就職した卒業生の内定率は飯田電子工業会のバックアップで100%となっている。

 同会では今年度も同校との連携を密にするための取り組みを行うほか、他の工業団体と連携・交流を図りながら、工業界全体の発展に寄与する計画。会員企業数も増やしたい考えだ。地域の産業が安定的な成長を続けていくためには、各企業がその技術力の向上とともに、柔軟性、機動性を発揮し、今日の構造変化の流れを積極的に乗り切ることで変化と創造性に富んだものづくりの確立を目指すとしている。

  

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