飯田市が明治大で東京企業懇話会開く

地域の話題

[ 2011年 1月 19日 水曜日 10時19分 ]

 【信州飯田ふるさと大使館発】飯田市へのエールと注文相次ぐ―。飯田市は17日、東京・千代田区神田駿河台の明治大学に飯田進出企業幹部や関係の深い大学人および在京の飯田出身経済人ら約50人を招いて「東京企業懇話会」を開き、意見交換した。市は2005年度以来、このような機会を設けており、今回で6回目。

 冒頭、牧野光朗飯田市長は、「将来の中央新幹線はリニア方式で飯田を通過することがほぼ確実視される。羽田空港も1時間圏となり、飯田は高付加価値と研究学術的な世界都市として羽ばたく。他方この便利さは人口流出の危険性もはらんでいる。リニアのプラス面を最大限活用し、マイナス面を最小限に食い止める道を模索したい。食農・航空宇宙・環境を柱に地域産業も充実させたい。この際皆さんの知恵を借りたい」とスライド説明も交えてあいさつした。

 これに対し企業側からは、「市、中電の協力を得てメガソーラー飯田を建設してゆく」(永澤淳・三菱電機太陽光発電システム事業部長)、「飯田工場が主力だった皮革産業も多様化して、相当部分を中国にシフトしたが、ナメシの技術アップで付加価値を図る」(メルクス・角谷鶴一取締役本部長)、「リニアをみすえた地域づくりに期待する。将来、飯田でダボス会議も夢ではない」(石森亮・日本政策投資銀行常務執行委員)など、助言が相次いだ。

 また「昨年夏だけでも21大学300人が学術調査に訪れた」(市長)学術側からも、「11年間で600人が調査にお邪魔しているが、飯田を研究テーマとする学生、いつか飯田に住みたいという学生などつながりは一層深まろう」(石神隆・法政大教授)、「生涯学習で市長や市幹部に集中講義してもらった。今後共同調査が進む。飯田へお嫁に行きたいという学生もいた」(牧野篤・東京大教授)、「10年間の付き合い。先週、学生に4年間の思い出はと聞いたら飯田体験を挙げた学生が多かった」(大友純・明治大教授)など次々と交流の成果を語った。

 4時間半にわたった懇話会・懇親会でほぼ全員が飯田への熱い思いを発言。また唐澤豊・データメディア社長ら3人が、「ぜひ将来、飯田に大学を創設してほしい」と注文した。最後に市長が「皆さん、飯田とのかかわりを続け、一緒に輝かしい未来をつくろう」と結んだ。

  

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