飯田市が東京都渋谷区と「みどりの環」交流

地域の話題

[ 2010年 10月 10日 日曜日 9時26分 ]

 飯田市と東京都渋谷区との交流事業「みどりの環」交流で、8日から10日まで同区立広尾中学校の1、2年生40人をはじめ、同区民ら総勢94人が来飯した。2つの班に分かれた一行は、それぞれ1泊2日の日程で、下久堅で里山整備、座光寺でリンゴ狩りなどを体験。普段の生活では経験できない、土や植物、豊かな自然との触れ合いを楽しんだ。

 同交流事業はことしから本格的にスタート。昨年は、同区の交流事業窓口となる、同区出資の第3セクター・渋谷サービス公社の役員らが視察に訪れ、これまで各地区で行われていた同区との交流の枠組みを広げ、より多くの住民が参加できる体制を構築した。

 下久堅柿野沢では、10年ほど前から同区立中幡小学校と交流を行い、里山を整備してどんくりの木を植樹する「どんぐりの森」づくりを進めてきた。また、座光寺では、ことし3月、同区表参道にリンゴの苗木を植樹。6月には竹宵の絵が、同区のキャンドルナイトに参加するなど、交流を深めている。

 ことし初めて来飯した広尾中学校の生徒らは、見るもの全てが新鮮といった面持ち。どんぐりの森の整備では、大きな枝を切り落とし歓声、昆虫やカエルを見つけて興奮と、作業に汗を流しながらも終始笑みが絶えなかった。

 座光寺原地区の新わい化ほ場で行ったリンゴ狩りでは、シナノスイートとシナノゴールドを収穫。食べごろのリンゴの見分け方を教わると、大きく実ったものを入念に探し出しもぎ取った。取ったリンゴはその場で丸かじり。ほとんどの生徒が丸かじりは初めてといい、新鮮な旬の味覚に舌鼓を打った。

 同区環境保全課の小島二郎主査は「都会の緑が減少する中、自然を守り、植物を育てる大切さを実感できる良い機会。今後も交流の環をより広げられるよう、バックアップしていきたい」と話していた。

  

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