飯田市でスローライフまちづくり全国都市会議

地域の話題

[ 2012年 7月 23日 月曜日 9時15分 ]

 地産地消や歩行型社会を目指す生活様式を見直そうというスローライフまちづくり全国都市会議(会長・細江茂光岐阜市長、加盟15市)の第10回スローライフサミットが20日、2007年度に加盟した飯田市の山本杵原学校と山本公民館であった。これにあわせて、09年に発足したスローライフまちづくり全国都市会議市議会の会(加盟13市38人)の総会も開いた。

 都市会議から8市、市議会の会から9市の合計71人が参加。杵原学校でそれぞれ総会の後、会場を山本公民館に移して意見交換会と歓迎レセプションを繰り広げた。21日は美術博物館プラネタリウム、吾妻町ラウンドアバウト、りんご並木エコハウス、天龍峡、メガソーラーいいだを視察した。

 都市会議の総会で、細江会長は「東日本大震災を受け、利便性と効率性だけを優先してきた社会を見直しスローライフの生活様式に変えていかねばならない時代を迎えている。再生可能エネルギーへの転換、賢い蓄電、賢い融通、ライフスタイル(生活様式)の視点からスローライフまちづくりを推進していかねばならない」とあいさつ。

 開催地の牧野光朗飯田市長は「15年後にはリニアがやってきて駅ができる。大都市圏が近くなる。だからこそ、大都市におけるライフスタイルとは異なるスローなライフスタイルを残しながら全国、世界に発信する地域づくりを進めていかねばならない」と述べた。

 意見交換会では、牧野市長が「再生可能エネルギーを生かしたまちづくりと、来訪者と地域が融合するグリーンツーリズム」、おひさま進歩エネルギーの原亮弘代表取締役が「市民の意志あるお金で取り組む、自然エネルギーの普及促進」、千代でグリーンツーリズムを積極的に受け入れている川手洋造さんが「飯田市の農家民泊の取り組み」をテーマにそれぞれ事例報告を行った。

 原社長は「エネルギーの地産地消を推進するコミュニティーを自分たちの手でつくる。お金の流れを変えて社会を変える。地域が変われば国も変わる」と強調。川手さんは、13年前にできた農村寄食舎「ごんべえ邑」、体験旅行、ワーキングホリデーについて説明し「年間40人、延べ160日受け入れている。食料とエネルギーの自給率が高いのが強み。リピーターができ、計算できる労働者が育ちつつある。いろんな業種の方が来るのでありがたい」と述べた。

 意見交換会に続いて、スローライフまちづくり飯田宣言を行った。「一人一人が多様な生活を自ら選択できる『スローライフのまちづくり』の推進が、震災後の時代において、私たちに求められる姿勢である」とし、「スローライフのまちづくりを積極的に推進することで、美しく、豊かで、ゆかしい地域の資産を、次の世代に確実に引き継いでいく」としている。

  

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