飯田市上村地区はこのほど、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Facebook(フェイスブック)」で、同地区の公式ページ「おいでよ かみむらへ」を開設した。当面の間は同地区のまちづくり委員会がページを管理。昨年12月に小規模特認校に指定された市立上村小学校の情報や同地区の魅力を発信するほか、波及効果の検証を進める。
同地区ではこれまで公式ホームページなどを持っていなかったことから、移住・定住の促進に取り組む同委員会がSNSを利用した情報発信を提案。若い利用者が多く、同地区に関心を持ったユーザーとやり取りのできるフェイスブックを選択した。
昨年末に管理用のタブレット端末を購入し、今月5日にページを開設。LINEなどのアプリを活用して地区内の住民から情報を集め、積極的に投稿を行っている。
既に県内外の40人ほどのユーザーからフォローされるなど注目が集まっており、上村公民館の野牧和将主事は「直接やり取りができるのがフェイスブックの利点。気になることがあれば気軽に聞いてほしい」と呼び掛けている。
効果の検証次第では他のSNSの利用も検討しているといい、上村自治振興センターの山崎由紀恵所長は「上村地区の魅力を周知するためにも多くのユーザーとつながり、情報をシェアしてもらうことが理想」と話していた。