飯田市安全大会開く

地域の話題

[ 2012年 12月 17日 月曜日 12時56分 ]

 飯田市安全大会は15日、飯田文化会館で開催した。松尾地区まちづくり委員会の事例発表や「我が家の結いタイム」3行詩コンクールの入賞作品発表、宮本延春さんによる講演などを通じて地域や家庭で子どもたちを育てていく気持ちを新たにした。

 同安全大会は暴力追放や交通安全、青少年健全育成の3分野で毎年テーマを変えて開催。ことしは青少年の健全育成がテーマ。冒頭のアトラクションでは県吹奏楽コンクールで銅賞を受賞した飯田西中学校が演奏。アコースティックユニット「いちごあん」と共演して我が家の結いタイムのイメージソングも発表された。

 佐藤健副市長はいじめ問題や通学路の安全確保などに触れ「演奏してくれた西中をはじめ各地域で取り組みが行われている。通学路に関してはアクションプログラムを策定し、ソフト対策や市道整備を行っていく」と語った。

 事例発表では「松尾の子どもは松尾で育てる住民大会」の取り組みが紹介された。20008年に少年の検挙・補導件数が飯田警察署管内ワースト1となったことを受け青少年の健全育成が大きな課題という気運が盛り上がり、10年2月に地域安全大会を開催。回を重ねながら試行錯誤し、PTAを中心に企画立案する方式へ変更。子育て世代が多く参加する会となり「地域の子どもは地域で育てる」の実現を目指した大会宣言を決議。様々な取り組みが実を結び青少年の非行も減少しつつある。

 続いて、我が家の結いタイム3行詩コンクールで入賞した小中学生が作品を発表。家族との温かなふれあいの気持ちを込めた詩を聞き、会場の人々は子どもに家族の大切さをあらためて感じた様子。

 講演では、元高校教師の宮本延春さんが自分の人生を語りながら教育と子どもの成長について語った。いじめをきっかけに勉強や学校生活で挫折し、中学1年にはオール1の成績となった宮本さん。職業訓練校を経て大工になるも18歳で両親と死別。

 親なし金なし身寄りなしで世間のことも分からない暮らしの中、NHKスペシャルのアインシュタインロマンを見て物理学に興味を持ち、大学進学を決意。私立豊川高校定時制から名古屋大学へ進学し物理学を専攻。修士、博士へと9年在籍し母校の高校教諭になった。

 「どんな子どもでも正しい方法で一定期間努力すれば成長できる」「大人たちが明るく活力を持って生きることで、子どもたちが未来に希望を持てる」など自らの人生で学んだことを語っていた。

  

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