飯田市山本―北方間 「飯田南道路」ルート案提示

地域の話題

[ 2021年 7月 20日 火曜日 15時53分 ]

 国道153号の飯田市山本―北方間で検討する「飯田南道路」のバイパス整備に向け、飯田市は19日夜、土地利用基本方針(市都市計画マスタープラン)と都市計画原案に関する住民説明会を山本公民館で開き、ルート案を提示した。神社仏閣などの文化施設や工場などの大型施設を避けつつ、住宅への影響を考慮。トンネル区間となる二ツ山についても改変を少なくした。

 国土交通省飯田国道事務所の担当者も出席した。

 ルート案は山本小学校北交差点と飯田インター東交差点を結ぶ延長約5キロで、片側2車線。都市計画道路の羽場大瀬木線に接続する。構造形式はかさ上げ式、掘割式、地下式、地表式の4種類。

 飯田南道路を新規路線に位置付ける必要があり、土地利用基本方針を見直す。計画によると、説明会後にパブリックコメントを行い、出された意見を参考に土地利用基本方針を変更する。県による都市計画の手続きに移り、都市計画原案に基づいて都市計画の作成、公告・縦覧、都市計画決定といった手順を踏む。

 事業化後は事業者が現地測量や詳細設計を行い、都市計画事業認定を経て用地調査、用地買収、工事着手へと進む。事業化までの手続きには2年程度かかる見通しで、事業化から事業完了まではおおむね10年とされる。概算事業費は230億~250億円。

 住民説明会は21日にかけて中村公民館、伊賀良公民館でも開く。

 飯田南道路を巡っては、国は2020年2月に対応方針を決定し、今年3月にルート帯を地元に示していた。

 現状の課題について、通勤時間帯の渋滞を指摘。対象区間の死傷事故率が県平均の2倍になっており、渋滞解消のほか歩行者の安全確保、アクセスの強化も課題となっている。リニア中央新幹線の開業に伴う観光・産業需要の増加も見込む。住民や利用者らを対象にしたアンケートやヒアリングを踏まえ、課題解決のための目標を「交通の円滑化」「交通安全の確保」「地域振興」に据える。

 事業化に向けては安全で円滑な道路、地域性や生活環境に配慮するなど、バイパス案の道路線形を検討する際の設計コンセプトを設定している。

◎写真説明:飯田南道路に関する住民説明会

  

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