飯田市教委が脇坂門の有形文化財指定を発表

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[ 2010年 12月 7日 火曜日 8時02分 ]

 飯田市教育委員会は6日に開いた臨時記者会見で、同市追手町の美術博物館北側に残る、旧飯田藩馬場調練場の門(通称・脇坂門)を飯田市有形文化財に指定することを発表した。

 11月の定例教育委員会で決定。市教委では「飯田城内の建造物の大部分が解体もしくは移築されたなかで、歴史的な希少価値を有し、後世に保存すべき文化財であると認められる」としている。

 建築年代は寛政期(1789―1800)ころと推定。通称「脇坂門」は、当時の家老・脇坂玄蕃(げんば)の屋敷が近くにあったことから、いつのころからか呼ばれるようになったといわれている。

 由来には諸説あるが、「明治二年二月、調練所修理の折、旧御城内二ノ丸地籍の下屋敷門として移築した」(『伊那』1969年10月号)という説の確実性が高く、市文化財審議委員の吉澤政己工学博士が行った痕跡調査の結果、この記録が裏付けされた。脇坂門は現在、旧飯田藩の財産を継承・管理する協同合資会社=同市江戸町=が所有している。

 市教委によると、今回の指定で同市指定文化財は87件、うち有形文化財は39件となった。旧飯田城関連の建造物としては、ことし8月に指定された上郷飯沼の桜丸西門(雲彩寺山門)に続き5件目。

  

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