飯田市教委の史跡飯田古墳群保存活用計画

地域の話題

[ 2019年 12月 21日 土曜日 14時15分 ]

 飯田市教育委員会は、「史跡飯田古墳群」保存活用計画の原案をまとめた。年度内の策定を目指し、発効は来年4月を予定。今後の追加指定や史跡の整備、活用状況、周辺の土地利用状況などを考慮し、おおむね10年ごとに見直しを行う。

 2017年に専門委員会を設置し、将来にわたって保存継承・活用するための計画を検討してきた。

 原案は13章から成り、保存活用計画の大綱、保存管理、活用・整備、実施計画などを示した。うち大綱には▽地域の宝として後世に守り伝える▽多様性を生かした活用・整備▽保存継承するため管理運営、活用・整備にかかわる体制の整備―を盛った。

 活用では、学校での歴史学習・地域学習の生きた教材として活用を図る方針。古墳群の多様性に着目し、学術研究のフィールドとしても活用するほか、そこでの成果を学校教育や生涯学習に還元するとする。

 市教委によると、市内にはかつて520基を超える古墳があった。現存する18基の前方後円墳と4基の帆立貝形古墳のまとまりを「飯田古墳群」と呼び、うち11基の前方後円墳と2基の帆立貝形古墳が16年10月に国の史跡に指定された。

 史跡飯田古墳群は高岡第1号古墳(座光寺)、飯沼天神塚古墳(上郷)、御射山獅子塚古墳(松尾)、おかん塚古墳(同)、姫塚古墳(同)、上溝天神塚古墳(同)、水佐代獅子塚古墳(同)、大塚古墳(竜丘)、鏡塚古墳(同)、鎧塚古墳(同)、塚原二子塚古墳(同)、馬背塚古墳(同)、御猿堂古墳(同)。5世紀後半から6世紀末にかけて築造された。市の天竜川右岸に位置し、天竜川に沿って延びる段丘上の南北約10キロ、東西約2・5キロの範囲に広がる。

 天竜川の支流などを境に座光寺、上郷、松尾、竜丘の4つの単位群に分かれる。広範囲におよぶが、一体の古墳群として捉えることで古墳時代中後期におけるヤマト王権を中心とした政治体制の変革や、東国経営の在り方、地域社会の動向を知ることができるとされる。

 計画によると、来年1月20日にかけてパブリックコメント(意見公募)を行うほか、関係4地区に説明。史跡専門委員会、文化財審議会委員会などを経て3月の定例教育委員会で決定する。

  

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