飯田市立動物園にタヌキ2匹(ともに1歳の雌)が仲間入りし、16日、一般公開が始まった。茨城県のかみね動物園からやってきた2匹は、小さいときから一緒に育っているといい、とても仲良し。この日も追いかけあったり、じゃれあったりと、かわいらしい姿が来園者らの笑顔を誘った。
昨年12月13日に飯田に到着。以来約2カ月間、展示環境に慣らす期間を経て、無事に公開を迎えた。
名前はまだ決まっておらず、3月中旬から公募を行う計画。2匹とも茶色い毛をしており見分けが付きにくいが、同園によると、大きさやおでこ周辺の毛色などに特徴があるという。「じっくり観察して見分け方を見つけ、それぞれに合った名前を考えてもらえたら」と期待を寄せる。
「タヌキは、この地域でも野生がおり珍しい動物ではないが、野生ではなかなか近くで見ることができない。動物園ではガラス越しにすぐ近くで見ることができるので、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。
◎写真説明:公開が始まったタヌキ