飯田技専校で技能五輪全国大会予選会

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[ 2012年 6月 23日 土曜日 9時16分 ]

 23歳以下の若手技能者を対象に10月に県内で開かれる第50回「技能五輪全国大会」に向け、金属加工2種目の県予選会が22日、飯田市松尾明の県飯田技術専門校であった。「普通旋盤」で3人、「フライス盤」で2人の計5人が出場し、3時間内で課題図に示された鋼材加工に挑戦した。

 昨年の県代表を含む5人全員が、同校を会場にした多摩川精機スキルアップ塾の生徒として、技術を磨いてきた。県予選は他会場でも順次行い、県代表は旋盤は計7人、フライス盤は計6人の中から、7月ごろに選定される予定。

 普通旋盤は金属を固定させ、工具の刃を動かしてナイフでリンゴの皮をむくように切削して部材を仕上げる。一方のフライス旋盤は工具の刃を定位置で回転させ、工作物を可動させて切削する。

 予選会は注意事項の説明や工具点検に続いて、午前8時半に競技開始。「時間内で課題図通り精巧に」を基本にしながら、精度が同一の場合に優先される迅速性も心掛けた。ともに100分の1ミリ単位の高い精度が要求されるため、道具などの段取りも重要という。

 昨年に続き、紅一点で旋盤に出場した女性(21)=山京インテック=は「昨年は力不足で全国を逃したが、この1年で成長できた」と自負。競技に先立ち「練習の成果を精いっぱい出し切り、過去最高の作品を仕上げたい。地元代表の座をつかみ、日々の訓練を積ませてくれる会社の期待にも応えられれば」と話した。

 同じく旋盤競技の男性(21)=エヌ・イー=は3年連続で全国大会を目指す。一昨年は全国70位、昨年は39位と順位を上げており「十分に対策を積んできている。ことしはメダルを狙いたい」と意欲を見せた。

 検定委員を務めた乾光精機主幹の男性は「互いに奮起し合って技術を磨いている。普段通りに実力を発揮し、今後も県内のものづくり産業を担う人材として活躍してほしい」と期待していた。

 技能五輪は1963(昭和38)年に始まり、種目は板金、建築大工、レストランサービス、造園など幅広い。第50回記念となる全国大会は10月26―29日に松本市と諏訪市が会場。技能五輪に先立つ10月20―22日は第33回全国障害者技能競技大会が長野市で開かれる。

  

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